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Primescan Connect導入|くみ歯科クリニック

新しい歯科体験へ

最新3D光学スキャナー「Primescan Connect」を導入しました。
不快な歯型採りから解放され、より精密な治療をご提供します。

くみ歯科クリニックは、新しいステージへ

歯科医師がPrimescan Connectでスキャンしている様子

開院以来、多くの患者様にご来院いただき、スタッフ一同心より感謝申し上げます。 くみ歯科クリニックは、患者様により快適で質の高い治療をご提供するため、最新の3D光学スキャナー「Primescan Connect(プライムスキャン コネクト)」を導入いたしました。

これは、お口の中を小さなカメラで撮影(スキャン)するだけで、歯や歯ぐきの状態を驚くほど精密な3Dデータとして瞬時にコンピューターに取り込める最先端の機器です。

「歯型採り」に、快適な選択肢が加わりました

「ピンクの粘土(アルジネート)の感触が少し苦手…」「過去にオエッとなってしまって不安…」 そういったお声をお持ちの方もいらっしゃいます。
従来の精密な歯型採りも大切な治療方法ですが、Primescan Connectは「スキャン」という快適な選択肢をご提供します。

新しい選択肢 Primescan Connect

Primescan Connectとノートパソコン
  • 小さなカメラでお口を撮影するだけ
  • 不快感が少なく、嘔吐反射が出にくい
  • スキャンは数分で完了、待つストレスなし
  • お口が汚れない
  • 高精度な3Dデータで精密な治療(主に自費治療)が可能

・嘔吐反射(おうとはんしゃ):喉の奥に物が入ったときに「オエッ」となる、体を守るための自然な反応。これが強いと、歯型採りや歯の治療が難しくなることがあります。

Primescan Connect 3つのメリット

1. とにかく「快適」

歯型採りの最大のネックだった不快感から解放されます。リラックスした状態で、あっという間に撮影が終わります。特に嘔吐反射が強い方や、お子様の治療に最適です。

2. 驚きの「スピード」

スキャンは非常に高速。お口全体の歯型採り(全顎スキャン)でも、わずか数分程度で完了します。材料が固まるのを待つ時間もなく、患者様のチェアタイムを大幅に短縮します。

3. 圧倒的な「精密さ」

肉眼や従来の歯型では見逃しがちなミクロの歪みまで正確にデータ化。1秒間に最大100万の3D点をキャプチャし、非常に精密なつめ物・かぶせ物や矯正装置の作製が可能です。

Primescanで、治療はどう変わるの?

Primescan Connectは、「デジタルデンティストリー(デジタル技術を使った歯科治療)」の入り口となる重要な機器です。当院では、まず以下の治療にこの最新技術を活用していきます。

Prime Scanでスキャンした上顎の精密な3Dデータ(自費補綴用)

1. よりフィットする、美しい「かぶせ物」(自費補綴)

従来の型採りよりもはるかに精密なデータが得られるため、歯と「かぶせ物」や「つめ物」(補綴物)との間にできる隙間を最小限に抑えられます。

隙間が少ないということは、そこから虫歯が再発するリスクを減らし、作った補綴物がより長持ちすることを意味します。特に、見た目と精度が求められるセラミックなどの自費補綴治療において、その真価を発揮します。

SureSmile(シュアスマイル)マウスピース矯正のイメージ

2. 快適に始める「マウスピース矯正」(SureSmile)

当院が力を入れているマウスピース矯正「SureSmile(シュアスマイル)」の治療計画作成にも、この3Dスキャンが欠かせません。 矯正治療のスタート時に必要だった、あの大きな歯型採りが不要になり、治療のスタートがよりスムーズに、より快適になりました。

Primescanで得た精密な3Dデータは、即座にSureSmileの治療計画システムに送られます。 これにより、ご自身の歯がどのように動いて綺麗になっていくのかを、治療開始前に3Dシミュレーションでご確認いただくことが可能です。 治療のゴールを具体的にイメージできるため、納得して矯正治療をスタートできます。

・補綴物(ほてつぶつ):虫歯などで失った歯の機能を補う「つめ物」や「かぶせ物」、あるいは「入れ歯」などの総称。一般的に「銀歯」や「セラミックの歯」と呼ばれるものです。

SureSmile(シュアスマイル)当院で採用しているマウスピース矯正のブランド名。透明なマウスピースを交換していくことで、目立たずに歯並びを整えることができます。デンツプライシロナ社が提供しています。

デジタルが拓く、くみ歯科クリニックの未来

Primescan Connectの導入は、当院の「デジタルデンティストリー」の第一歩にすぎません。 この精密な3Dデータを活用し、将lelaにはさらに治療の幅を広げていく計画です。

1. 安全・安心の「インプラント」計画へ

CT(3次元レントゲン)のデータと、Prime Scanで得た歯ぐきや歯並びの3Dデータをコンピューター上で重ね合わせることで、インプラントを埋め込む位置や角度を、1ミリ以下の誤差でシミュレーションすることが可能になります。これにより、より安全で予知性の高いインプラント治療を目指します。

2. 院内で白い歯をデザインする「CEREC」へ

将来的には、スキャンしたデータをもとに院内でセラミックの歯を設計・作製できる「CAD/CAM(キャドキャム)システム」、特に「CEREC(セレック)」の導入を視野に入れています。これが実現すれば、これまで数週間かかっていたセラミック治療が、最短1日(ワンデー)で完了できるようになる可能性も秘めています。

・インプラント:歯を失った部分の顎の骨に、チタン製の人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法です。

・CAD/CAM(キャドキャム):コンピューター支援による設計(CAD)と製造(CAM)を組み合わせた技術。歯科では、スキャンデータをもとに補綴物を設計し、機械が自動でセラミックブロックなどを削り出すシステムを指します。

・CEREC(セレック):世界的に普及している歯科用CAD/CAMシステムの代表的なブランド名です。

くみ歯科クリニックが「最新」にこだわる理由

それは「患者様への優しさ」に、まっすぐだからです

新しい機材を導入することは、単に「新しければ良い」というわけではありません。

くみ歯科クリニックがPrimescan Connectを選んだ最大の理由は、それが「患者様の負担を劇的に減らす」技術だからです。治療中の不快感を最小限にし、治療の精度を最大限に高める。それは、くみ歯科クリニックが大切にする「患者様に優しい医療」という想いを、そのまま形にするための投資です。

また、当院が導入したのは、ノートPCと接続して使用するポータブルな「Connect」モデルです。これは、院内での利便性はもちろん、将来的には当院が力を入れている「訪問歯科診療」の現場でもこの精密な3Dスキャンを活用し、施設やご自宅でも質の高い治療をご提供したいという想いがあるからです。

これからも、患者様の「安心」と「快適」につながる技術を積極的に学び、取り入れ続けます。

参考文献・引用

当院では、Primescan Connectをはじめとするデジタル技術の導入にあたり、その有効性や精度について、科学的根拠(エビデンス)を重視しています。以下は、口腔内スキャナーの精度や臨床応用に関する代表的な学術論文です。

  • Buhl, Jenny, et al. (2025). "Accuracy of current intraoral scanning systems for full-arch impressions: An in vitro study" Journal of Dentistry.
    → (日本語要約:7種類の最新口腔内スキャナー(IOS)のフルアーチ(お口全体)スキャンの精度を検証した2025年の研究。PrimescanはテストされたIOSの中で最も高い精度(30.5μm)を示し、従来の精密な印象採得(24.5μm)に迫る結果でした。)
    [ScienceDirectで論文を見る]
  • Wahba, Mennatallah, & ElBasty, Reham Said. (2025). "In vitro assessment of the accuracy of two intra-oral scanners for post space scanning in a fully digital workflow" BMC Oral Health.
    → (日本語要約:歯の根の治療後に入れる「土台(ポスト)」の型採り(非常に深くスキャンが難しい)において、Primescanと他社スキャナーの精度を比較した2025年の研究。Primescanは特に太いポスト(Large diameter)のスキャンにおいて、基準データとの誤差が「ゼロ」という非常に高い精度と深達度を示しました。)
    [BMC Oral Healthで論文を見る]
  • Singh, Rajeev, et al. (2025). "Accuracy and Clinical Performance of Intraoral Scanners Compared to Conventional and Extraoral Impressions: An Umbrella Review" Cureus.
    → (日本語要約:口腔内スキャナーの精度と臨床性能に関する多数の論文(システマティックレビュー)をまとめた2025年のアンブレラレビュー。PrimescanとTRIOS 3が、お口全体のフルアーチスキャンにおいて一貫して最も精度の高いスキャナーとして評価されています。)
    [Cureusで論文を見る]

よくあるご質問 Q&A

Q. 3Dスキャンは痛いですか?
A.

痛みはまったくありません。お口の中に小さなカメラの先端が入るだけです。歯に触れるか触れないかの距離で、光を当てて撮影(スキャン)していきます。麻酔なども一切不要です。

Q. スキャンで放射線(X線)は出ますか?
A.

いいえ、放射線は一切出ません。レントゲン撮影とは全く異なり、安全な可視光(目に見える光)を使って歯の表面の形を読み取っています。ビデオカメラで撮影するのと同じように安全ですので、お子様や妊娠中の方でも安心してスキャンを受けていただけます。

Q. 保険は適用されますか?
A.

3Dスキャン自体は、治療計画を立てるための検査・診断の一部です。 スキャンを用いた治療が、保険適用の治療(一部のかぶせ物など)である場合と、保険適用外(自費診療)の治療(マウスピース矯正や、より高精度なセラミック治療など)である場合がございます。
当院では主に、より高い精度と快適性が求められる自費診療(SureSmileやセラミック補綴)でこのスキャナーを活用しています。詳しくはカウンセリング時にご説明いたします。

Q. 誰でもスキャンできますか?
A.

はい、小さなお子様からご年配の方まで、どなたでもスキャンを受けていただけます。 特に、「歯型採りがどうしても苦手」という方や、嘔吐反射が強くてこれまで治療をためらっていた方にこそ、この快適な3Dスキャンを体験していただきたいと考えています。

Q. スキャンする前に、歯に粉をかける必要はありますか?
A.

いいえ、その必要はありません。Primescanは、スキャンを補助するための粉(パウダー)を歯に吹きかける必要がない「パウダーレス」スキャンに対応しています。スキャン前の準備時間も短く、患者様のお口の中も粉っぽくならず快適です。

Q. スキャンしたデータは、どのように使われるのですか?
A.

スキャンした精密な3Dデータは、即座に技工所(かぶせ物などを作る専門の場所)や、マウスピース矯正の設計センター(SureSmileなど)にインターネット経由で安全に送られます。従来の石膏模型を郵送する時間が不要になるため、治療開始までの期間を大幅に短縮できます。

未来の歯科治療を、体験してみませんか?

Primescan Connectによる快適で精密なスキャンは、 くみ歯科クリニックのすべての治療の「新しいスタンダード」です。
治療のご相談、健診のご予約など、お気軽にお問い合わせください。

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