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いびきや日中の眠気について、女性歯科医師に相談する成人女性

岐阜県羽島郡笠松町 · くみ歯科クリニック

いびきと眠気を、
相談から。

睡眠時無呼吸症候群のマウスピース治療。
医科の診断を前提に、歯科で装置を整えます。

当院は成人の方を対象に、保険診療での口腔内装置をご案内しています。
診断そのものは医科で行い、歯科はお口に合う装置の作製と調整を担当します。

まず知っておきたい、3つのこと

  • 睡眠時無呼吸症候群の診断は医科で行います。当院では簡易検査や終夜睡眠ポリグラフ検査は行いません。
  • 歯科の役割は、診断と依頼を踏まえて口腔内装置(マウスピース)を作製・調整することです。保険診療での治療のみご案内しています。
  • 医療機関と連携して治療を進めます。かかりつけの医療機関がある方は連携し、ない方には当院連携医療機関(森本内科・皮ふ科)をご紹介することもできます。

いびきや眠気は、体からのサインかもしれません

睡眠時無呼吸症候群は、眠っているあいだに呼吸が止まったり、浅くなったりすることを繰り返す状態です。朝の疲れ、日中の強い眠気、大きないびき、夜中に何度も目が覚める、といったことがきっかけになることがあります。

気道(鼻や口から肺へ続く空気の通り道)が、睡眠中に狭くなることが主な仕組みの一つです。肥満や飲酒、あごや舌の形なども関係し得ますが、見た目や症状だけで重症度は決まりません。

放置すると、日中の生活だけでなく全身の健康にも影響し得ます。ただし、歯科のマウスピースだけで高血圧や心疾患を防げるわけではありません。まずは医科での評価が大切です。

医科で診断し、歯科で装置を整える

睡眠時無呼吸症候群では、医科と歯科で役割を分担します。歯科医院を最初の相談先にすることはできますが、診断や重症度の判断は医科の検査に基づきます。[1]

医科での検査と依頼状、お口の状態、必要な場合のCTを確認する説明

医科で行うこと

症状の確認、簡易検査や精密検査(終夜睡眠ポリグラフ検査)など、必要な検査を行い診断します。治療の第一選択がCPAP(持続陽圧呼吸療法)になる場合もあります。

歯科で行うこと

お口とあごの状態を確認し、就寝時に使う口腔内装置を作製・調整します。歯周病やむし歯、歯の欠損、顎関節の症状など、装置を安全に使えるかも診ます。

医療機関と連携して、治療を進めさせていただきます。
かかりつけの医療機関がある方は、ご本人の同意のもと、担当の先生と情報を共有して進めることができます。かかりつけがない方には、当院連携医療機関(森本内科・皮ふ科)をご紹介することもできます。

マウスピースが検討されるとき

  • 医科で睡眠時無呼吸症候群と診断された
  • 軽症〜中等症で、口腔内装置が候補と説明された
  • CPAPが合わなかった、または持ち運びやすい方法を相談したい
  • いびきが気になるが、まずは医科の評価が必要

装置が合うかどうかは、重症度、歯と歯ぐき、あごの関節、装着を続けられるかによって変わります。重度の場合は医科でのCPAPなどが優先されることが多く、歯科の装置だけでは十分な改善が得られないことがあります。CPAPと口腔内装置を比べた研究では、無呼吸・低呼吸や酸素低下の指標の改善はCPAPが優れる傾向があります。ただし、研究の質や長期的な評価には限界があり、装着の続けやすさも含めて選びます。[1] [5]

お口の状態も、適応の判断に必要です

残っている歯の本数、歯周病、強い歯ぎしり、顎関節の痛み、大きな欠損などがあると、装置を作れない、または期待できる改善が限られる場合があります。炎症があるときは、その治療を優先します。

寝るときに使う、オーダーメイドの装置

就寝時に使うオーダーメイドの口腔内装置と、調整・経過観察

当院でご案内するマウスピースは、下あごを前方に保ち、舌の付け根が気道をふさぎにくくすることを目指す口腔内装置です。透明な矯正用アライナーや、小児の口腔機能の装置、市販のいびき防止具とは別の治療です。

暮らしの中での利点

電源が不要で、持ち運びしやすい点が特徴です。ただし、毎晩の装着と定期的な調整が必要です。違和感がなく、すべての方に効く治療ではありません。

知っておきたい負担

朝のあごのだるさ、歯や顎の痛み、噛み合わせの一時的な変化、唾液の変化などが起こることがあります。効果は個人差が大きく、使い続けられるかどうかも結果を左右します。

必要な場合は、気道の形も確認します

CTと気道の解析を治療計画に役立て、装着後は医科と連携して確認する

多くの症例で、歯科用CT(オーソフォスS 3D)と気道解析ソフトウェア「SICAT Air(サイキャット エア)」を用いて、気道の位置や狭くなりやすい部位を確認します。すべての方に同じ撮影をするわけではなく、お口の状態と治療計画に応じて判断します。

CT画像とSICAT Airの解析を、気道の形の把握や装置の治療計画に役立てます。装着後の睡眠中の呼吸については、医科と連携して睡眠検査などで確認します。

機器の説明は、メーカーの日本向け情報と、当院のCT案内もご覧ください。SICAT Air(デンツプライシロナ) / 当院の3D-CTについて

相談から、装着後の確認まで

  1. お悩みの確認

    いびき、日中の眠気、これまでの検査や治療、お薬、歯や顎の症状を伺います。相談したその場で装置の作製を始める必要はありません。

  2. 医科での診断

    未診断の方は、かかりつけの医療機関と連携して検査・診断を進めます。かかりつけがない方には、当院連携医療機関(森本内科・皮ふ科)をご紹介することもできます。すでに診断と依頼状がある方は、内容を確認します。

  3. お口の診察と、必要な画像検査

    歯、歯ぐき、噛み合わせ、顎関節を確認します。必要な場合はCTなどで気道の形も確認します。

  4. 方針と費用の説明

    装置の適応、ほかの治療法、保険の条件、起こり得る不快感を説明します。医科でのCPAP継続や紹介が適切な場合もあります。

  5. 型取りと装置の作製

    お口に合わせた装置を作り、装着方法と清掃、就寝時の使い方をご説明します。

  6. 調整と経過の確認

    痛みや適合をみながら調整します。装置の調整後は、診断した医科と連携し、睡眠検査による効果の確認をご相談します。いびきが減ったという自覚だけで、無呼吸が十分改善したとは判断できません。[4]

始める前に知っておきたいこと

口腔内装置は外科手術ではありませんが、歯やあごに力をかける治療です。不快感をゼロにすることはできません。

歯・噛み合わせの変化

歯が動く、朝に噛み合わせが合わない感じが残る、歯がしみる、といった変化が起こることがあります。[2] [4]経過をみながら調整します。

顎関節や筋肉の症状

あごの痛み、口の開けにくさ、筋肉のだるさが出ることがあります。[2] [6]強い痛みが続く場合は使用を中断してご連絡ください。

唾液・口の乾き・装置の破損

よだれが増える、口が渇く、装置が割れる・変形する、といったことがあります。熱湯での洗浄や自己修理は避けてください。

十分な改善が得られない

重症度や体型、寝姿勢、装着時間によって、いびきや無呼吸が十分に改善しない場合があります。医科での別の治療が必要になることもあります。

全身の病気を歯科だけで治すことはできない

マウスピース治療は、高血圧・心疾患・日中の眠気を必ず改善するものではありません。運転中の強い眠気などがある場合は、医科の指示を優先してください。

息苦しさ、胸の痛み、意識がはっきりしない、といった急な症状は、歯科の予約を待たず救急対応が必要です。

保険診療でのご案内

当院の口腔内装置治療は、保険診療でご案内しています。自費のいびき防止用マウスピースは扱っていません。

当院で治療を検討する目安

当院では、医科で睡眠時無呼吸症候群と診断され、口腔内装置治療の依頼状をお持ちの方を対象に、保険診療をご案内しています。治療を検討する当院の目安は、AHI(1時間あたりの無呼吸・低呼吸の回数)5以上40未満です。この数値は全国共通の保険適用条件を示すものではありません。実際の適応と保険の取扱いは、医科の診断・依頼内容、お口の状態、受診時の制度に基づいて確認します。

費用の自己負担は、保険の負担割合、装置の種類、調整の回数、必要な歯の治療によって変わります。金額は初診時にご説明します。

  • 医科の検査・診断の費用は、それぞれの医療機関で発生します
  • 歯科では、装置の作製・調整に加え、必要なむし歯・歯周病治療の費用が別途かかることがあります
  • CT撮影が必要な場合の費用も、事前にご説明します

よくあるご質問

Q.歯科だけで診断できますか?

できません。当院では検査機器による睡眠の診断は行いません。医科の診断と依頼を確認してから、装置の適応を判断します。

Q.CPAPを使っています。マウスピースに変えられますか?

病状とお口の状態によります。自己判断でCPAPを中止せず、診断した医療機関と相談したうえで検討します。

Q.保険は使えますか?

当院では保険診療での治療のみご案内しています。医科の診断、AHI、依頼状などの条件を確認します。条件を満たさない場合は、医科での治療継続や紹介をご相談します。

Q.CTは必ず撮りますか?

必要な場合に行います。多くの症例で気道の形を確認し、装置の治療計画に役立てています。撮影の必要性や確認する内容は、診察時にご説明します。

Q.子どもも診てもらえますか?

このページの対象は成人です。お子さんのいびきや睡眠の相談は、小児の診療に応じた医療機関の評価が中心になります。

Q.相談だけでも受診できますか?

ご相談いただけます。これまでの検査結果や紹介状があればご持参ください。必要な診察の内容と費用は、予約時・受診時にご確認ください。

参考文献・関連情報

  1. 日本睡眠歯科学会:口腔内装置の診療ガイドライン(2020年版)
  2. 日本睡眠歯科学会:口腔内装置の診療ガイドライン(2017年改訂版)
  3. SICAT Air:デンツプライシロナ(日本)
  4. Ramarら:成人の口腔内装置療法ガイドライン(AASM/AADSM、2015)
  5. CPAPと下顎前方移動装置の比較:系統的レビューの総説(2026)
  6. 口腔内装置による顎関節・咀嚼筋への影響:系統的レビュー(抄録参照)
  7. 厚生労働省:歯科診療報酬の留意事項(令和6年度・参照資料)

国内学会のガイドライン、海外の研究、メーカーの製品情報を参照しています。海外研究は当院の治療成績を示すものではありません。顎関節に関するレビューは抄録を参照し、証拠の確実性が低いことに注意しています。保険資料は令和6年度版であり、受診時には現行の制度を確認します。文献確認:2026年9月。

KUMI DENTAL CLINIC

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くみ歯科クリニック〒501-6064 岐阜県羽島郡笠松町北及1780-1月・火・木・金 午前午後 / 土 午前
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院長 森川久美子